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入江貝塚

いりえかいづか

    寒冷化イベントを
    反映した集落と貝塚

    貝塚断面:ステージⅡaからステージⅢaまで約1000年分が堆積した貝塚は、魚と海獣の骨が多く黒っぽい色をしていることから"黒い貝塚"と呼ばれている。また、人骨が15体見つかっていて、そのうちの1体は、幼少期から筋萎縮症で手足が不自由だった人と思われる
    シカ角製釣針:小さなものから組合せ式の大きなものまでそろい、魚の種類や大きさで使い分けていたと考えられる。特徴的な組合せ式の大きな釣針は、体長2mにもなるカレイの仲間・オヒョウの漁に使用された。このほか海獣漁用の銛頭も見つかっている

    内浦湾を望む段丘上にある、貝塚をともなう集落跡。竪穴建物による居住域、墓域、貝塚で構成されます。貝塚からは、アサリやイガイなどの貝類、ニシン、ヒラメ、マグロなどの魚骨、イルカなどの海獣骨、動物の骨や角を加工した釣針や銛などの骨角器が出土し、漁労や狩猟が活発に行われていたことを示しています。墓域からは、ポリオ(小児マヒ)か筋ジストロフィーが原因と思われる、筋萎縮症にかかった人の骨が見つかっており、集落内で手厚い介護を受けながら生きながらえたことを伝えています。このほか、イノシシの牙で作られた特異な装身具なども出土し、祭祀場としての性格も見られます。

    所在地北海道洞爺湖町
    遺跡の年代紀元前1,800年頃(史跡年代:紀元前3,500年頃~紀元前800年頃)
    史跡指定1988年5月13日
    ステージⅢ 定住の成熟 Ⅲa:共同の祭祀場と墓地の進出
    ステージⅢ 定住の成熟
    Ⅲa:共同の祭祀場と墓地の進出
    内湾に面した標高約20mの段丘上に立地
    内湾に面した標高約20mの段丘上に立地
    • 定住成熟期の前半の、一時的な寒冷化により集落が小規模化し始めた時期にあたります。周辺には共同の祭祀場や墓地があったとも考えられ、これら施設を維持・管理していた小規模集落の典型と言えます。
    • 内浦湾に面した段丘上にあり、背後には落葉広葉樹の森が広がっていました。貝塚からは貝類よりも魚類、海獣類が多く出土しており、シカ角製の釣針など多様な漁労具も見つかっています。
    • 寒冷化した影響で、集落規模は前ステージ(Ⅱb)に比べて小さくなっています。次のステージ(Ⅲb)では、共通の祭祀・儀礼活動の拠点となる施設が集落から離れたところに独立して構築されます。

    遺跡情報

    所在地〒049-5603 北海道虻田郡洞爺湖町入江
    ガイド案内有り、日本語
    ※事前申込必要(申込先は入江・高砂貝塚館 電話番号:0142-76-5802
    見学可能時間貝層展示施設公開時間 9:00~17:00
    駐車場無し

    遺跡へのアクセス

    洞爺駅(JR室蘭本線)から

    徒歩で約15分

    虻田洞爺湖IC(道央自動車道)から

    車で約10分

    入江・高砂貝塚館から

    徒歩で約5分

    高砂貝塚から

    徒歩で約10分

    ガイダンス施設情報

    名称入江・高砂貝塚館
    所在地〒049-5605 北海道虻田郡洞爺湖町高砂町44
    電話番号0142-76-5802
    公式HPhttps://irie-takasago.net/
    駐車場有り(普通33台、大型7台 無料)
    入館料無料
    開館時間9:00~17:00
    休館日月曜日(祝・休日の場合は翌日)、祝日の翌日、年末年始(12月30日~1月5日)
    設備情報体験プログラム、Wi-Fi、車椅子貸出

    ガイダンス施設へのアクセス

    洞爺駅(JR室蘭本線)から

    徒歩で約15分

    虻田洞爺湖IC(道央自動車道)から

    車で約10分

    入江貝塚から

    徒歩で約5分

    高砂貝塚から

    徒歩で約5分

    イベント

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