戦後まもなく調査された
縄文時代後期末の集団墓地
円形の土堤をめぐらし、
内部に石積みの墳墓が
つくられる
斜里町にある縄文時代後期(3200年前)の周堤墓群です。奥蘂別川の氾濫原に面した段丘上にあり、東に海別岳、南に斜里岳を望むことができます。周堤墓は、北海道のみでみつかっている独特の形態の共同墓地です。千歳市キウス周堤墓群や恵庭市柏木B遺跡など石狩低地帯に集中していますが、芦別市野花南周堤墓群、標津町伊茶仁チシネ第3竪穴群遺跡など北海道北部や北海道東部でもみつかっています。昭和23・24年(1948・1949年)の発掘調査では、初めて周堤墓が縄文時代の墓であることが明らかになり、学史上重要な遺跡であることから、昭和32年(1957年)に道指定史跡に指定されています。
遺跡情報
所在地 | 〒099-4125 北海道斜里郡斜里町朱円西区東1線 |
ガイド案内 | 無し |
見学可能時間 | 自由 |
駐車場 | 有り |
お問合せ先 | 斜里町立知床博物館 〒099-4113 北海道斜里町本町49-2 0152-23-1256 https://shiretoko-museum.jpn.org/ |
遺跡へのアクセス
知床斜里駅(JR釧網線)から
車で約10分
女満別空港から
車で約1時間10分
斜里町立知床博物館から
車で約10分