道東の縄文時代早期から
前期にかけての土器が
層ごとに出土した
また、動物の遺骸を
あの世に送る風習の
あったことがわかった
画期的な遺跡
釧路市東釧路貝塚は、釧路湿原に面する標高15m前後の平らな台地にある縄文時代前期を中心とする貝塚です。貝層は厚いところで1mもあり、貝類の70%がアサリで占められ、カキ、ホタテ、ウバガイ、オオノガイなどの現生種とともに暖海性のアカガイ、シオフキなども含まれます。魚類ではニシンが多く、サケ、マス類もみられます。イルカ、トド、アシカ、オットセイなどの海獣類も国内のどの貝塚よりも多く見つかっています。また貝層の上下や貝層中に含まれる土器をもとにして、土器文化の前後関係が調べられ、北海道東北部の縄文文化研究の基準となった遺跡として、1970年国指定史跡になりました。
遺跡情報
所在地 | 〒085-0816 北海道釧路市貝塚1丁目11-1 |
ガイド案内 | 無し |
見学可能時間 | 自由 |
駐車場 | 有り、普通車10台 |
お問合せ先 | 釧路市立博物館 0154-41-5809 https://www.city.kushiro.lg.jp/museum/ |
遺跡へのアクセス
釧路駅(JR根室本線)から
車で約10分
東釧路駅(JR根室本線)から
徒歩5分
釧路東IC(釧路外環状道路)から
車で約10分